1959年、まだ港区白金の古川沿いに町工場が軒を連ねていた頃、その工場街の一角に港プラスチック工業有限会社は創業いたしました。
不況の影響により倒産した会社の従業員が出資し合って「地域社会に貢献していける会社」の実現を目指したのがその始まりです。創業メンバーは本業の傍ら、まだ育児休暇が法整備されるより前に、共働きの方々を支えるため、産休明け保育が可能な保育園を白金地域に設立する運動に深く関わったと聞いております。小さな町工場ではありますが、60年以上続く歴史の中、諸先輩や職人達から受け継いできた技術と経験、そして思いが詰まった会社です。
創業当初は工業製品や看板製作などが中心でしたが、1980年代頃から百貨店他、店舗ディスプレイ用品の製造に携わる様になり、現在は店舗ディスプレイ用品、店舗備品が主要な製造品目となっております。通販購入のシェアが伸びている昨今だからこそ、お客様に足を運んで頂ける売場作りに貢献できるよう、精一杯お手伝いさせて頂きます。
私どもは、先人が積み上げてきた技術や経験に現代の先端技術を加え、更なる技術向上を目指し、これからも社会の発展に貢献してまいります。これからも皆様方に「港プラスチック工業にお願いしてよかった」とご満足いただけるよう、社員一同、何事にも真摯に向き合ってまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長 横井輝民